2013/03/30

「住宅見学会」

早春の晴れた日に、クライアント候補を「寺地の家」と「伏見台の家」へご案内する。休日にもかかわらず両家とも家族総出で歓待して頂きありがたい。庭と室内の関係に意を注いだので、そのあたりを見てもらいたかったのだが、新緑にはまだ少し早かった。

とはいうものの、久しぶりに訪ねた家は住み手の色にほんのり染まって、幸せそうだった。持ち込まれた家具や道具類も自分の居場所を見つけてしっくり納まっていた。とても納まりそうにない子供たちは、家や庭を元気に家を走り回っている。設計した建築がすくすくと育っている様を見るのは(いまどきの変な日本語だが)、普通にかなりうれしい。

作品詳細は、こちら。


2013/03/03

「白山比咩神社」 むすひ

「白山しらみね薪の会」設立フォーラム@鶴来公民館の帰りに、「しらやまさん」へ。今日、三月三日は豊年講春季大祭、白山の豊かな水に感謝する日だった。凛とした空気の中、見上げると注連縄(しめなわ)が、こちらを見下ろしていた。

注連縄は縄を締めたもの。縄は稲作と神道を文字どうり固く結んでいる。
wikiによると、結ぶの「ムス」とは「ウムス(産むす)」のムス、「苔ムス(生える)」のムス、とのこと。つまり生命力を奮わせるの意が込められているそうだ。そういえば、注連縄を腰にする横綱は横の綱、つまり注連縄そのものだが、圧倒的な力量を身体条件としていたり、天覧相撲というものがあったりで、神道に纏わりいろいろとリンクする。

妙にむっちりとした注連縄の姿は、エロスの形象だったのかもしれない。